クリソツシリーズ、チョコバーのようなメモ帳。しかし、表面がラバーで落としにくい

よくあるクリソツ文具。チョコバーのようなメモ帳であるが、オトナ文具の醍醐味を兼ね備えた

コミュニティ文具の代表的なものが、既存の何かにそっくりな○○というモノで、消しゴムがその最たる例。形も匂いもまるでお菓子みたいな消しゴムなど、誰もが一度は使ったことがあるのでは。

そして、本サイトのコンセプトでもある、「コミュニケーションできる文具」の代表例も、何かにクリソツな文具というジャンルになる。このジャンルのオトナ文具は、机の上に何気なく置いておくと、
「なにこれ、お菓子みたぁい」
で会話の糸口がつかめる。

ところで、コミュニケーションを助長させる文具の三原則(arPacker定義)では、
 1)それらしい香り
 2)いかにもな見た目
 3)文具として十分な機能を兼ね備えている
で、この3つを兼ね備えていると強力なアイテムとなる。 そして、このチョコバーのようなメモ帳は、この3原則を兼ね備えた文具で、しかもオトナ文具としても成立する。

まず、見た目は、チョコバーである。しかも、表面、裏面共にチョコバーの表面っぽいゴムを採用しているので、表裏気にせず机の上に放置してもチョコバーっぽい文具があるというのが誰の目にも明確にわかる。これが重要で、うっかり裏面を上側においたら誰も気づかないということはクリソツ文具では避けたい事象である。 次のポイントは、それらしい香り。子供文具では、半径1.0mぐらい香るようなものがあるが、オトナ文具はそこまでの派手さがあったらNGで、しとやかに香るところが鍵になる。手に持ってみると、なんとなく甘ったるい香りがする。もしやと思って花に近づけると、ほんのり香るチョコバーのような香り。これがクリソツなオトナ文具の醍醐味である。 最後のポイントは文具としての機能があること。見た目はスーパークリソツでありながら消えない消しゴムとか、キャラクタ満載だけれどもすぐに書けなくなるボールペンはNG。それに反して、メモ系グッズは紙にメモるという基本機能があるので、比較的ハズレなしでいける傾向がある。

このチョコバーグッズも一角にかじった跡があるので、かじられた箇所にはメモできない。しかし、大抵のメモが記載できるだけの十分なスペースがある。むしろ、かじられたスペースが文具の個性になっているので、電話の伝言メモとして利用すると、メモを書いた人もすぐに判明する。文具がコミュニケーションを手助けしてくれる最たる例だ。 そして、ノートを書類の間に挟んだり脇に挟んで動き回る方は、一度ぐらいノートを落とした経験があるだろう。しかし、このメモのチョコバー部分はゴム状のすべりにくい素材なので、ノートの間や脇にはさんでも落ちにくいという特徴がある。

 

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